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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 悪の法則

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2013年 20世紀フォックス

監督:リドリー・スコット

出演:キャメロン・ディアス、ブラット・ピット

【あらすじ】

すべては、“カウンセラー"と呼ばれる若く有能な弁護士がほんの出来心で裏社会のビジネスに手を染めたことから始まった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見た彼の欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしていく。しかし彼らは、まだ気づいていなかった。この世の闇に渦巻く“悪の法則"に魅入られ、もはや逃れようのない戦慄の罠に絡め取られてしまったことに……。

 

この作品も難解でした。キャメロンが出演しているのでなんとか最後まで頑張れたという感じでした。スペイン語が途中出てくるんですけど、なんかよくわからないけどそこは吹替えも日本語訳も何故かないのです。みどころはキャメロンが美脚開脚でフェラーリに挑むシーンかな。これも意味不明なんですけど。悪女を演じるキャメロンと最後は悲惨に死んでしまうブラピここが見どころなんでしょうか。もう一回観たらわかるかな。やはり映画はわかりやすいのがいいですね。それよりキャメロンまた銀幕に戻ってきてほしいですね。

🎬 キツツキと雨

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2012年 角川

監督:沖田修一

出演:役所広司, 小栗旬, 高良健吾, 臼田あさ美, 山崎努

【あらすじ】

偶然出会った木こり60歳と新人監督25歳。初めは距離を置いていたふたりが、克彦は撮影を通して映画の面白さに気づき、幸一は克彦と接することで本来の自分らしさを取り戻していく。そしてふたりの交流は、いつしか村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。

 

南極料理人が面白かったので同じ監督の作品で役所広司とくれば観たくなりますよね(笑)。もう10年ばかし前の作品なので役所も小栗も若さがあります。特に小栗旬は若いかな。最近映画を見終わった後に、「この映画は何がいいたかったのだろう」ということを考えるようにしています。はっきりいいましてこの作品はそのあたりが残念ながらよくわかりませんでした。大きな盛り上がりもなく物語はたんたんと進んでいきます。しかし役所の演技はやっぱり上手いし、小栗旬もいい感じでした。それにちょい役の山崎努がこれまた渋い演技で盛り上げてくれます。女優さんはほとんど絡んできませんが、演技の上手い役者さんに助けられた映画といった感じでしょうか。Netflixで観賞しました。

 

🎬 ミリオンダラーベイビー

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2004年 ワーナーブラザーズ

監督:クリント・イースト・ウッド

出演:クリント・イースト・ウッド、ヒラリー・スワンクモーガン・フリーマン

【あらすじ】

トレーラー暮らしで育ったマギーのたったひとつの取り柄はボクシングの才能。彼女は名トレーナーのフランキーに弟子入りを志願し、断られても何度もジムに足を運ぶ。根負けしたフランキーは引き受け、彼の指導でマギーはめきめき上達。試合で連破を重ね、ついに世界チャンピオンの座を狙えるほど成長。しかし、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲った。

 

久しぶりに観てみましたが、とても新鮮に観ることができました。有名なラストシーンまで忘れてしまっていました。人の記憶ってこんなものなんですね。これからはどんどん一度観た作品を見返していこうと思います。 2005年のアカデミー賞ほか数々の映画賞を受賞したクリント・イーストウッド監督主演作は、単なる女性ボクサーの物語ではありません。ボクシングを通じて知り合ったマギーとフランキーの絆の物語。マギーは亡くなった父の姿を、フランキーは疎遠になっている娘の姿をお互いに重ね合わせ、そこに本当の「家族」の姿を見いだしていこうとします。しかし、その絆が強固なものになればなるほど、後半マギーを襲う悪夢にフランキーは傷つく。マギーを永遠に逃れられない苦しみから救い出したいけれど、それは神に背くこと・・・
   ひとりの女性ボクサーの人生が、死生観まで考えさせる素晴らしい作品になったのが、アカデミー作品賞をとった所以だと思います。アカデミー賞では作品、監督に加え、ヒラリー・スワンクが主演女優賞、モーガン・フリーマン助演男優賞を受賞。それぞれが最高のパフォーマンスを発揮した名作だと思います。そういえば最近のヒラリー・スワンクの映画を観ていないように思います。何か探して観てみます。

 

🎬 猫の恩返し

 

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2002年 スタジオジブリ

監督:森田宏幸

出演:池脇千鶴岡江久美子丹波哲郎

【あらすじ】

女子高生のハルは、車にひかれそうになっていた猫の国の王子ルーンを助けたことから、その恩返しとして猫の国に招待される。気楽な猫の世界にすっかり魅了され、「このまま猫になるのもいいかも」と思ったハルは、ルーンの妃候補にされ、猫の姿に変化させられてしまう。このままでは人間の世界に戻れないとあわてたハルは、猫の男爵バロンの助けを借り、元の姿に戻るため奮闘する。

 

クオリティの高さは問題ないんですけどね。どこか宮崎駿監督と違うんですよね。やはりジブリはいつもの絵であってほしいなぁと思う一作でした。ストーリーも此れといった盛り上がりを見せるのでもなくワクワク感もなく、あれっもう終わり…そんな感じのちょっと残念なジブリ作品でした。しかし声優陣は一流の俳優さんばかり、流石ジブリといったところでしょうか。

🎬 犬猿

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2018年 東京テアトル

監督:吉田恵輔

出演: 窪田正孝, 新井浩文, 江上敬子(ニッチェ), 筧美和子

【あらすじ】

金山和成は真面目でイケメンの印刷会社の営業マン。ある日、強盗罪で服役していた兄の卓司が刑期を終えて、和成のアパートに転がり込んでくる。一方、小さな印刷所を切り盛りする幾野由利亜は、勤勉で頭が良く仕事はできるものの、太っていて見た目がよくない。天敵は、頭は悪いけどルックスとスタイルの良さから芸能活動もしている妹の真子だった。この二組の兄弟・姉妹の出会いを境に、それぞれの関係は大きく歪みはじめる…。

 

Amazonプライムで紹介されていて、実にテンポよく観ることができました。普通の話(ストーリーとしては一般的ではない点もあるが)なので、飛びぬけて面白い展開や考えさせられるところもなく、感動するシーンもありませんが兄弟、姉妹を中心とした展開が絶妙で引き込まれていきました。新井浩文は一人だけ、役者としての格が違う感がありました。この人はもう一度復帰してほしいなぁ。チャーハンを食べて、ニッチェに絡むシーンなんかは絶妙で自然すぎました。本人に「演じている」という感覚があるのかな。またスクリーンに戻ってきて欲しいですね。それとニッチェの江上、意外とやるじゃんっていう感じで良かったです。もっと評価をされてもいい作品だと思います。

🎬 オー・ルーシー

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2018年 ファントムフィルム

監督:平栁敦子

出演:寺島しのぶ南果歩役所広司ジョシュ・ハートネット

【あらすじ】

43歳の独身OL節子は、めいの美花に頼まれ代理で英会話クラスを受講し、その料金を支払うハメになる。アメリカ人講師ジョンの授業でルーシーという名前と金髪のカツラを与えられ、役に成り切っているうちに節子はジョンに恋をする。ところがジョンは、美花と一緒にアメリカに帰ってしまう。節子は、ジョンを追ってアメリカへ旅立つが……。

 

主人公、節子を演じる寺島しのぶ始め、南果歩忽那汐里役所広司、そしてまさかのジョシュ・ハートネット(怪しげな英語教師を爽やかに演じる姿と本国での姿のギャップ!)出演の魔訶不思議な作品でした。寺島しのぶってこういう役もなんなくこなすのが凄い女優さんだなぁって思います。それと役所広司、出演シーンは多くないのですがさすがです。後半の寺島と役所のからみを見るだけでも価値ある作品ではないでしょうか。しかしジョシュ・ハートネットはよくこのオファーを受けたなぁと思ってもしまう不思議な一作でした。

🎬 宇宙大怪獣ドゴラ

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1964年 東宝

監督:本多猪四郎

特撮:円谷英二

出演:夏木陽介, 藤山陽子, 小泉博, 若林映子, 中村伸郎

【あらすじ】

放射能によって突然変異した大気圏外の宇宙細胞から誕生した怪生物ドゴラが地球に襲いかかる!!

 

この作品はしらなかったです。ちびゴリさんのブログで紹介されていまして、なんか「

インターステラー」で不満が残っていたので、日本が誇る本多、円谷の黄金タッグの作品を観てみました。今から57年も前の作品なのに、見事な映像美と音声、Netflixの配信で観ましたが流石です。おそらくDVDよりはるかに上回るんじゃないでしょうか。ストーリーもしっかりしていて面白く観ることができました。怪獣が登場して暴れまくる特撮ものとは違って大人向けの作品かもしれません。おそらく子どもの頃に観ていたらつまらなかったのだと思います。ややもするとコメディタッチに見えるダイヤモンド強盗団と警察外事課との対決に、まるでルパンと不二子が絡んでくるような人間ドラマは大サービスとも思えます。天本英世のギャング役もユーモラス。(この映画のダイヤ強盗団はどこか間の抜けた人物もいててなかなか面白いキャラでした)それと音楽は伊福部昭、この方は日本の特撮映画を陰で支えた素晴らしい作曲家だと思います。ご三人が組んだ少し肩の力を抜いた大人向きの特撮作品といったところでしょうか。楽しめました。