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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 チャーリーズエンジェル

2000年 コロンビア

監督:マックG

出演:キャメロン・ディアスドリュー・バリモアルーシー・リュー

鑑賞:DVD

久しぶりにキャメロン・ディアズを見たくなりました。やはりブロンドの髪とブルーアイズ、スタイル抜群で見るものを唸らせますね。キュートで可愛いけどもう50才なんですね。最近はお見かけしませんがまたきっとスクリーンに戻ってきてくれると思います。この作品で今回気が付いたのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお父さんマクフライ役のクリスピン・グローヴァーが出ていました。あとで確認して間違いなかったのでちょっと嬉しかったです(笑)ストーリーはあってないようなもの、90分でサクッと見れるのがおすすめですね。

 

🎬 ダーティハリー

1971年 ワーナーブラザース

監督:ドン・シーゲル

出演:クリント・イーストウッド、アンディ・ロビンソン

鑑賞:BSトウエルビ(吹替:山田康雄

BSトウエルビでクリント・イーストウッドの「ダーティハリー」シリーズを5作品と「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」を7週連続、それも吹替えで放送してくれるので、しっかりと予約を入れて今年93歳になるイーストウッドをじっくり楽しみたいと思います。まずは往年の名作、ドン・シーゲル監督と組んだ「ダーティハリー」のハリー・キャラハン刑事です。この作品は初見なんですが、当然クリント・イーストウッドはカッコイイですですが、犯人役のアンディ・ロビンソンの鬼気迫る演技にくぎ付けになりました。死に方も凄まじいですね。街の暗いところや、わざと殴られるところなんかはちょっとサイコぽいのと「ジョーカー」だなぁとも思った1本目です。それとスクールバスのドライバーのおばさん、恐怖感は半端ない感じが実にうまくでていました。子どもを人質にとるというのはおそらく今では難しい脚本のような気がします。自分的には監督や、自らの監督作に出演するクリント・イーストウッドの方が好みですが、若き頃のアウトロー的な役を演じてきたイーストウッドの、現代劇象徴のヒット作としてこのシリーズを楽しんでいきたいと思います。

🎬 戦国自衛隊(4Kリマスター)

1979年 角川春樹事務所

監督:斎藤光正 脚本:蒲田敏夫

出演:千葉真一夏八木勲渡瀬恒彦江藤潤岡田奈々

鑑賞:BS日テレ

自衛隊が戦国時代にタイムスリップするという物語の大枠しか知らなかったので、実際に鑑賞してみて驚きました(笑)ふざけてるのか、真面目なのか全然わからない演出でした。特に音楽(洋楽)が戦国時代にミスマッチすぎます。昭和の大作といわれるものには得てしてこういう音楽演出が見受けられますよね。今となっては冷静に違和感ありで見ていられますけど、当時はこれでかなりナウかったんだろうと思います。内容はというと脚本は当時の売れっ子蒲田敏夫ということで少し期待しましたが結構ハズレでした(笑)まずタイムスリップする理由がわからない。それと天下統一したら元の時代に戻れるとか言い出したときには苦笑でした。あとは千葉真一夏八木勲演じる武将長尾景虎ホモソーシャルな友情シーン。こんな感じで落ち着いて見てられる場面はほとんどないのに、けっこうな満足感を味わっていました。なんでやねん(笑)それは千葉真一さんの目が凄まじくピュアだったから。この映画、熱いだろ!って全身で語ってるかのようで昭和感が満載で、それに真田広之薬師丸ひろ子がちょい役で登場するのにはテンションが上がりました。わけがわからない内容でしたがかまやつひろしが黄色のサングラスかけて自衛隊員で登場したり、にしきのあきらや鈴木ヒロミツ、なんと小野みゆきなんかも登場したりします。それと渡瀬恒彦は謎の自衛隊員で途中からいなくなりました。ストーリーはありませんが懐かしい昭和の大作として味わってみてはいかがでしょうか。

🎬 オルカ

1977年 パラマウント

監督:マイケル・アンダーソン

出演:リチャード・ハリスシャーロット・ランプリング

鑑賞:BS日テレ(オリジナル言語)

名作ジョーズから2年後に作られた動物パニック作品ですが、作風はジョーズとは異なり、シャチが主人公となります。シャチは高等な知能を持った生物で、家族愛が強く復讐心も持ち合わせているという設定になっています。日本では配給会社の東宝東和創立50周年記念作品として「カプリコン・1」とともに上映されたようです。この作品では人間がむしろ悪役で、シャチは被害者役を演じています。人間に攻撃され船のスクリューに切り刻まれ大量出血したうえに、吊るされ胎児を流産するという描写はなかなかのものでした。あまりこの部分は話題になっていないようですが結構な内容であると思います。ただ最後は復讐する人間との対決を北極海にまで持っていくというのはちょっと設定に無理があると思いました。ただジョーズとは違う面白さといいますか切り口ですのでもう少し評価されてもいいようにも思える1本でしょうか。ちなみに「カプリコン・1」って懐かしいですよね。見たくなりました。

🎬 柳生一族の陰謀

1978年 東映

監督:深作欣二

出演:萬屋錦之介千葉真一松方弘樹三船敏郎志穂美悦子西郷輝彦原田芳雄大原麗子成田三樹夫山田五十鈴丹波哲郎、高橋悦司、真田広之

鑑賞:BS日テレ

当時のオールキャストで東映が時代劇復活に深作欣二を起用し威信をかけて作った1本です。まさにオールキャストでした。三船敏郎松方弘樹西郷輝彦丹波哲郎夏八木勲等など…とにかく豪華な俳優陣でした。そんな中、やっぱり千葉真一の存在感が群を抜いていました。柳生但馬守を演じた萬屋錦之介の凄みの効いた演技も素晴らしかったです。

根来衆ハヤテ役の真田広之さんの若かりし頃のアクションと、志穂美悦子の演技もエネルギッシュで良かったです。全体的な印象としては、殺陣シーンや合戦シーンが見応えがありました。やはり深作監督らしさの残虐さが随所に見られます。ただストーリーは分かりにくかったです。この作品はストーリーを楽しむより往年の名優さんたちの演技を楽しむ作品だと思いました。特に成田三樹夫のお公家の役どころは強烈な印象でした。もうこんな俳優さんは出てこないと思います。大原麗子は薄幸な役が多いですけど昭和を代表するいい女優さんですね。改めて思いました。鬼籍に入られたかたがほとんどで自分も年をとったと感じる1本でした。

🎬 独裁者

1940年 ユナイテッド

監督、脚本、出演:チャールズ・チャップリン

鑑賞:DVD(オリジナル言語)

ご存じチャップリンの有名な作品です。サイレント作品から初トーキーとなっている点でも注目されているところでしょうか。やはり言葉でしか反戦を訴えることはできないと思ったのだろうと思います。日本での公開はアメリカ公開から20年もたった1960年に初上映されました。20年もかかった理由な何なのかも知りたいところです。1940年といえばこれからナチスドイツが勢力を拡大し、ユダヤ人を徹底的に排除していく恐怖政治を敷いていくドイツ暗黒の時代です。そういった時代背景の中よくこの作品を作ったチャップリンも偉大だし、公開したアメリカも自由を愛する国だと思います。今の時代においても最後6分の演説は心にしみこむのではないでしょうか。映画史上に残る名作といっても過言ではない作品をいま改めて見てみて、これはナチスドイツ及びヒトラーに対する挑戦状のような気がしました。よく暗殺されなかったのはやはりヒトラーチャップリンに敬意を持っていたのか・・・いやそんな人物ではないでしょうね。改めてチャップリンの凄さ偉大さ、権力暴力に屈しない凄まじい気迫を見た1本でした。Wikiによると愛川欽也が以前吹替えを担当したことがあるらしいですが、今発売されているBDでは山寺宏一さんが担当されています。一度吹替えも見てみたいと思いますが、最後の演説はここはチャップリンの声が勝手ながらいいと思います。映画史上に残る1本です。

🎬 ビリギャル

2015年 東宝

監督:土井裕泰

出演:有村架純伊藤淳史、吉田羊、田中哲司野村周平

鑑賞:ネットフリックス

今まさに乗りにのって、すっかり売れっ子女優さんになった有村架純ちゃんの若かりし頃の主演作品です。監督さんも「罪の声」や「花束みたいの恋をした」の土井監督、やはり面白かったです。ストーリーは偏差値30くらいの女子高生が慶応義塾大学にチャレンジしてなんと合格してしまうというサクセスストーリー。塾の先生役は伊藤淳史とこれまた実直な先生役が実によくはまっていました。家族の中での葛藤や父親との確執、母の愛情などを絡めて実にうまく描かれていました。父親役の田中哲史や母親役の吉田羊、この二人が本当にいいスパイスとなってくれています。やはりこういうストーリはテンポがあって面白いですね。あっというまの2時間でした。やはり実話というだけで面白さ倍増ですね。サクっと楽しめるおすすめの1本です。