2002年 ワーナーブラザーズ
監督:クリストファー・ノーラン
出演:アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムス、ヒラリー・スワンク
【あらすじ】
ロサンゼルスのベテラン警部ウィル(アル・パチーノ)は、猟奇殺人事件の行方を追ってアラスカに赴き、現地の新人刑事エリー(ヒラリー・スワンク)と共に捜査にあたるが、白夜の中不眠症に陥り、次第に精神のバランスを崩していく…。
「ゴッドファーザー」を見て以来、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノはどんな作品に出てどんな演技をされるだろうと思う気になる俳優さんです。デ・ニーロとは少し違って、アル・パチーノは人間の暗部を表現することに関しては、右に出る者がいない俳優さんだと思っています。この作品も後半になるにつれて、眠れずに疲労が増していく様は見事でした。ロビン・ウィリアムスも悪役というか、どこかいいおじさんの雰囲気があって猟奇的な犯罪とは対比していてなかなかいい味を出されていたと思います。それとヒラリー・スワンク、単なる新人刑事役ではないと思っていたら案の定鍵を握るいい役をされていました。アカデミー賞受賞の三人が織りなす見ごたえのある作品でした。アラスカの自然も見ごたえがありいいですよ。