1974年 東宝
監督:西河克己
【あらすじ】
大正の末、天城に向う山道を行く一高生、川島は、旅芸人の一行に出会った。太鼓を背負った古風な髪型のよく似合う美しい少女を一行の中に見つけて、川島は疲れた心が洗われる思いだった。
百恵ファンだったのでおそらくロードショーで観ているとは思いますが、なんせ46年も前のことなので記憶が定かではありませ。改めて見てみますと、単なるアイドル作品ではなく、きっちりとした文芸作品に仕上がっているなぁという印象を受けました。山口百恵、三浦友和はお世辞にも演技が上手いとはいえませんが、脇を固める中山仁、一の宮あつこが実にいい上手い演技をされていました。石川さゆりが汚れ役をしているのもおもしろいなぁと思う再発見が多かった百恵友和初共演作品でした。