2015年 アメリカ
監督:ケイト・バーカー=フロイランド
出演:アン・ハザウェイ、ジョニー・フリン
【あらすじ】
モロッコで暮らすフラニーは、疎遠になっていた弟の事故の報せを受けてニューヨークに帰って来る。そんなある日、彼女は弟が憧れていたミュージシャン・ジェイムズと出会い…。
またまた、アン・ハザウェイです。今回も向上心のある芯の強い女性を演じてくれています。家族と恋、それとニューヨークの街並みとアコースティックな音楽、少し邦題の恋人たちの複数形には理解できませんが、上質で良い作品だと感じました。観終えた後は、「これで終わり?」という感じがありました。何を伝えたかったのだろうと考えると、大都会ニューヨークでのひとつの家族のひと時の物語なのかな。
ミュージシャンとの恋もその一瞬を乗り越えるための時間で、静かに終わりを告げます。皆本当は、何かに寄り添い、包まれ、繋がって生きているんだと感じさせてくれる作品でした。