2001年 東映
監督:降旗康男
【あらすじ】
鹿児島の南の果てで漁師・山岡と妻・知子は40年以上お互いを支え合いながら、静かな暮らしを続けていた。時代が平成に移り変わった頃、山岡は知子の余命がいくばくもないことを知り…。
降旗康男、高倉健の黄金コンビで観てみたいと思っていた作品でした。今まで観た健さんの作品の中で残念ながら一番違和感が残ってしまいました。極端に言いますと「観なければ良かった」という感じですかね。特攻隊員を描いた作品です。死んだ者、生き残った者、残された遺族や愛する人、知覧の食堂女将、特攻隊員の朝鮮兵等、登場人物が多岐にわたり、色んな人生が錯綜し合って物語は進んでいきます。この作品には左的な思想なものがかなり入っていると思われます。よく健さんこの作品に出演したなぁという失礼ながらそんな感じのした作品でした。人それぞれに感想はあると思いますが、こんな作品もあるんだと思うことにします。