1964年 東宝
監督:本多猪四郎
特撮:円谷英二
【あらすじ】
日本に漂着した巨大な卵を発端に、善の守護神“モスラ”と破壊獣“ゴジラ”の空に地に展開される壮絶な戦いを描いたSF特撮作品
子どもの頃近くの映画館にワクワクしながら観に行ったゴジラシリーズをとても懐かしくBDで観ることができました。冬休みや夏休みの頃でしたか、下校時に校門前でおっちゃんが割引券を配ってたのを懐かしく思い出します。やはり自分はこの時代のゴジラが一番しっくりいきますかね。悪役のゴジラですがテレビ塔に尻尾をからめてこけたり、名古屋城でもこけてしまい、最後にモスラの幼虫に尻尾を噛まれるなどの愛嬌があって憎めないところがありますね。開発地から忽然と現れるゴジラの姿に、欲深い人間の傲慢さが、いかにちっぽけなものなのかを恐怖とともに描き出しているのは秀逸だと思います。 当時も現在も世界中見ても、こんな戦いはいまだかつてない設定、斬新です。ザ・ピーナッツの歌声が美しく、単なるお子様映画でなく、ファンタジーに昇華しています。特にピーナッツの台詞までも、はもっていてこれだけでも値打ちがあるなぁと思いました。もちろん円谷の特撮技術は今みても秀逸です。ちょっと「インディジョーンズ」の香りがしたのは気のせいでしょうか。モスラの卵から生まれる幼虫は双子だったんだ…(-.-)