1979年 ATG
監督:東陽一
出演:桃井かおり, 奥田英二, 森本レオ, 伊丹十三, 加茂さくら
【あらすじ】
女子大生・まり子はアルバイト先で知り合った同じ大学の学生・橋本と同棲を始めるが、ある日、以前つき合っていた恒雄が戻って来る。
昨日レビューした「青春の殺人者」に桃井かおりがちょこっと出ていたので、同じATG配給のこの作品を観てみました。内容は共感できないところもありますが、もう42年前を時代背景にしているので、それはそれで仕方のない内容なのかなって思って見ていました。桃井かおりのあの独特感は流石でした。可愛らしく、いじらしく、そしてふてぶてしく。どう見ても大学生には見えないくらいの小悪魔的な存在感がばっちりでした。それとあのしゃべり方やはり桃井かおりでした。独特の桃井ワールドは健在でしたね。理想世界を熱弁する森本レオは、はまり役でした。昭和の良き時代?懐かしい風景、恋に流され揺れる女心。令和時代には感じられない刹那的な男と女の恋物語、堪能しました。これぞ昭和っていった作品でした。