1972年 コロンビア映画
監督:テレンス・ヤング
出演:チャールズ・ブロンソン, リノ・ヴァンチュラ, ジル・アイアランド
【あらすじ】
マフィアの幹部だったバラキは組織“コーザ・ノストラ”に裏切られ、復讐のために組織の内情をFBIに暴露する。
かなり昔といいますか、中学生の頃くらいだったでしょうか、この映画を観て男性の局部を切り取るシーンがあって、そういうシーンがある映画としか覚えていませんでした。今改めて観てみると、この映画はあの「ゴッドファーザー」の1年後に公開されているんですね。どこかその香りが、ほのかにする作品でした。「ゴッドファーザー」がマフィアの幹部の大河物語であったのに対してこちらは最下層の「兵隊」の物語です。血なまぐさい抗争の中で都合よく使われている内に、敵と味方の区別がつかなくなって、司法に身を委ねることで身の安全を図った男の物語になっています。殺伐とした物語ですが、ひげの無いブロンソンが楽しめる作品でした。