2012年 アメリカ
監督:トラヴィス・ファイン
出演:アラン・カミング, ギャレット・ディラハント, アイザック・レイヴァ
【あらすじ】
1979年、カリフォルニア。シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。正義を信じながらも、ゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年・マルコ。世界の片隅で3人は出会った。そして、ルディとポールは愛し合い、マルコとともに幸せな家庭を築き始めるが…。
知らなかった作品なんですが、知る人ぞ知る映画みたいですね。1時間40分あまりの作品なのでさくっと観ることができますが考えさせられることが多い作品でした。この作品が日本に入ってきた時は上映された映画館は全国で1館だけだったそうです。「ゲイカップルとダウン症の映画なんて紹介できないよ」と断られ続けたそうです。
時代は1979年カリフォルニア州、自由な国アメリカで40年前にはこんな不自由さがあったのかと思う作品でした。偏見差別に対して改めて考えさせられる作品です。もっともっとこの映画を見て、一人一人が心の片隅にこの物語を想うことが出来たらと思います。時間はかかると思いますが世界は変わっていくのかなとも思います。現にこの作品の時代より今の方が偏見差別は薄れていると思います。昔と比べるとですが…。偏見差別、未だに受けている人、まだ沢山居ると思います。綺麗事ではなく、無くなったら良いなぁと少なくとも私はそう願っています。観る意味のある良い作品でした。