2017年 ワーナーブラザーズ
監督:入江悠
【あらすじ】
全国民を魅了する殺人犯「はじめまして、私が殺人犯です」。事件(ゲーム)は、ここから始まる…。時効後に名乗り出た、殺人の告白。かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。その犯人が、事件から22年後、突然みずから名乗り出た。会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人という男だった…。
この作品は知らなかったです。どうして知ったのかよくわからないのですが、韓国映画のリメイクなんですね。藤原竜也、伊藤英明のW主演で中村トオルが絡んできます。それにすっかりロマンスグレーになった岩城滉一も楽しめます。展開は面白いんですけどね、どこかに無理がある。といいますか、真犯人の動機がよくわからない、特に最後の別荘のシーンがよくわからない。「時効」というものが一つのテーマになっていると思いますが、この映画は時効に至るまでの過程が全く描かれていません。なので最初の事件と時効になってからの話で継ぎ合わせています。本作の韓国映画は何を主題においているのかを一度見てみたいと思います。俳優さん達は皆さん熱演でした。女優さんがもう少しピリッとした方を一人入れてほしかったかな。邦画らしくない一作でした。