1982年 東映
監督:伊藤俊也
【あらすじ】
ショーケンをみたくなって、以前BSで放送されていたのを録画して見てみました。いやー昭和のオールキャストでした。ちらっと菅原文太なんかもででるし、平幹二郎に秋吉久美子に藤谷美和子それに池波志乃に中尾彬等々よくまぁこれだけという豪華出演陣でした。三波伸介の演技も見ごたえありましたね。これが遺作だとか…(-.-) で、ショーケンはやっぱり良かったです。セリフ少なく、出番すら少ないように思いますが、この犯人のストイックというか難しそうな役を違和感なくはまってました。彼は刑事でも、三枚目でも、先生でも、チンピラでもヤクザでもどんな役でもショーケンなんですよね。この犯人役も全然かっこよくないし、いやな奴だし、ダメな男ですけど、本当にしっくりきてます。同じ世代の松田優作もいいんですけど、これはショーケンがぴったりでした。かなり暗い映画で、長いし、いらないようなシーンも多いし、題名からいって面白そうではないですけど、萩原健一をキャスティングしたことだけは大正解だと思う昭和57年の懐かしい1本でした。それと小柳ルミ子もなんかエロっぽくって良かったです。