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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 天国は、ほんとうにある

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2014年 ソニーピクチャーズ

監督:ランドール・ウォレス

出演:グレッグ・ギニアケリー・ライリー、コナー・コラム

 

「天国」や「地獄」は人が作ったもので、自分の4才の息子が大変な手術をし、それを乗り越えて元気に生きてきて、そんな息子が天国へ行ってきたと言い、知るはずもない話を話しはじめたら自分ならどんな行動をとるのかと思いながら見ていました。知らないはずのおじいちゃんや、キリストに会って話をしてきたというならやはり興味深々で聴いてしまうでしょうね。でもそれ以上の行動に出るかなといえば、多分出ないと思います。それと白黒付ける必要がないと思うし、また白黒付けられないことを納得していくのがこの映画でいう信仰といったものではないでしょうか。息子が「天国はある」と言うならば、親にとっても「天国はある」し、死産で生まれてこれなかったお姉さんのことを息子が語るなら、息子は天国に行って、名もなき姉に会ってきたんだと思います。自分たちが生きている間に未知の事が解明されるわけでもないし、むしろ我々が何でも分かっているような気持ちで、世界を見ていること自体に無理があるのだと思います。私は天国や神というような概念に特別な関心も信仰心も持っていませんので、自分の都合の良いように考え信じたいものを信じてこれからも生きていくのだと思います。私にはこの作品は素敵なファンタジー映画でした。