2006年 松竹
監督:河野圭太
ずいぶんと前に原作を読んで、えらく感動した記憶がありまして、ちびゴリさんのレビューを拝見して映画化されていることを知って早速観たくなってポチってしまいました(笑)中古品ですけど。まずは伊東美咲になって現生に現れるのはおっさん的には嬉し過ぎます。原作の内容も断片的にしか覚えがなく、この映画化された作品と比較はできませんが、椿山課長は西田敏行がぴったりです。あと話のキーになる同期の女性社員の余貴美子もよくマッチしていたと思います。同期入社の淡い恋って得てしてこんな感じなのかと自分も懐かしく38年前に戻ったりしていました。しかし旦那がなくなって1週間くらいで、他の男を家に入れて生活しているのはちょっとありえないかな。最後の鼻をつまむシーンはほっこりとして良かったです。浅田次郎の小説はファンタジックでうまく時間軸をさわってくれるのでなんかほっこりとした気分にさせてくれます。大好きな作家さんの一人です。