ホームシアターブログ

プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 世界から猫が消えたなら

PVアクセスランキング にほんブログ村

2016年 東宝

監督:永井聡

出演:佐藤健宮崎あおい濱田岳奥田瑛二原田美枝子

この作品、タイトルだけ見た時は完全なる動物フォーカスの「旅猫リポート」とか、そのあたりの作品と似たようなものかな、と勝手に思ってましたが違いました。内容はまさかのファンタジー。主人公は佐藤健演じる、キャベツという名の猫と暮らす30歳の「僕」。郵便配達員として働いていたとある日、自転車から倒れた先の病院で余命1週間の末期の脳腫瘍であることを伝えられる。そんな僕の前に自分と同じ顔をした人物が現れて自分を悪魔だと名乗り「この世界から何かを消す代わりに1日の命を与える。しかし消すものを決めるのはアタシ」という取引を持ち掛けられる。非現実的な出来事に困惑しながらも主人公はその取引に乗る。回想の部分も多いので、時間軸がわかりにくいですが、前半のストーリーは切ないです。逆に後半、ラストに向かうストーリーは自分的にはいまいちわかりづらいように感じがしました。それと、タイトルに猫を入れてますが猫エピソードはイマイチ。インパクトはあるものの、猫に関しての表現がめちゃくちゃ薄い。猫好きの自分にとっては猫を期待していたのに肩透かしをくらった感じの作品でした。2度3度と見ればまた良さがわかるような作品でした。