2008年 シネカノン
鑑賞:BS松竹東急
立川志の輔の創作落語を映画化された異色な邦画作品でしたが、意外と言ったら失礼ですが掘り出し物の逸品といった感じの映画でした。ちょこっと出演に立川談志、リリー・フランキー、立川志の輔などが登場するのもまた良かったです。物語はみたま町の文化会館に勤める主任・飯塚正(小林薫)は優柔不断で事なかれ主義の53歳のだらしない公務員、年末の女性コーラスグループのコンサートのダブルブッキングを解決していく物語となっています。安田成美がいい感じの仲介役だったので、あまり彼女の演技は見たことがなかったのこれもあわせてよかったと思います。年末にはベートーヴェンの「第九」がよくかかりますが、ちょうど年末にあわせての放送だったのでタイミング的にも良かったと思います。思わずにっこりする作品でした。