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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 独裁者

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1940年 ユナイテッド

監督、脚本、出演:チャールズ・チャップリン

鑑賞:DVD(オリジナル言語)

ご存じチャップリンの有名な作品です。サイレント作品から初トーキーとなっている点でも注目されているところでしょうか。やはり言葉でしか反戦を訴えることはできないと思ったのだろうと思います。日本での公開はアメリカ公開から20年もたった1960年に初上映されました。20年もかかった理由な何なのかも知りたいところです。1940年といえばこれからナチスドイツが勢力を拡大し、ユダヤ人を徹底的に排除していく恐怖政治を敷いていくドイツ暗黒の時代です。そういった時代背景の中よくこの作品を作ったチャップリンも偉大だし、公開したアメリカも自由を愛する国だと思います。今の時代においても最後6分の演説は心にしみこむのではないでしょうか。映画史上に残る名作といっても過言ではない作品をいま改めて見てみて、これはナチスドイツ及びヒトラーに対する挑戦状のような気がしました。よく暗殺されなかったのはやはりヒトラーチャップリンに敬意を持っていたのか・・・いやそんな人物ではないでしょうね。改めてチャップリンの凄さ偉大さ、権力暴力に屈しない凄まじい気迫を見た1本でした。Wikiによると愛川欽也が以前吹替えを担当したことがあるらしいですが、今発売されているBDでは山寺宏一さんが担当されています。一度吹替えも見てみたいと思いますが、最後の演説はここはチャップリンの声が勝手ながらいいと思います。映画史上に残る1本です。