2006年 松竹
監督:小泉徳宏
【あらすじ】
雨音薫16才。彼女はXP(色素性乾皮症)という難病のため太陽の光にあたることができない。深夜に駅前広場で歌うことが唯一の生きがいの薫は、日の出前にサーフボードを抱えて現れる少年、藤代孝治(塚本高史)に窓越しの恋をしていた。運命は2人を引き寄せるが、薫に残された時間は残りわずか。そんな薫のために、孝治はある約束をする…。
XPという病気については全く知りませんでした。日にあたると亡くなってしまうから活動できるのは夜だけ。そんな環境でしか生きる事が出来なければ、自分だったら悲観的に寝て過ごすだろうなぁ。若くして亡くなってしまった女性ミュージシャンの物語です。人はいつか、みんなあの世に召される。生きた年月より、自分の人生にどう向き合い、生きていくかを考えされた作品でした。知らない役者さんといいますか、主人公のYUIさんはミュージシャンなんですね。拙い演技はなんとも心地よかったです。若手男優さんは高校生っていうのがちょっと無理があるかな(笑)っていう感じ、知っていたのは岸谷五朗くらいかな。「世界の中心で愛を叫ぶ」よりも良かったように個人的には思える作品でした。