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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 老後の資金がありません

2021年 東映

監督:前田 哲

出演:天海祐希草笛光子松重豊竜雷太

 

ちびゴリさんのレビューを拝見して、これはまさに今観るベキ映画だと思い観てみました。東映はたまにこんな上質のコメディを出してくれるのでいいですね。舘ひろしの「終わった人」も確か東映でしたし、同じような作風の作品でした。コメディですが老後の資金や家族の問題は深刻で、このようにハッピーエンドで結末を迎えることに同感できない方もいらしゃるとは思いますが、それはそれとして私は素直に楽しめることができました。少々オーバーな映画でしたが、人ごとではないなと思いながら観てました(笑)、予想外に突然お金がでることはこれから少なからずあると思います。自分と周りの人との絆を考えながらみてました。終盤の生前葬のパーティが本当に楽しそうでよかったですね。佐々木健介のセリフには笑ってしまいましたが、北斗晶はなかなか上手いなぁって。ただゴリさん(竜雷太)のハワイアン化はちと現実離れしすぎでやり過ぎ感がありました。草笛光子さんのような上品で素敵なおばあちゃんばかりだったらいいのになぁ~って思いながら毒蝮三太夫さんの元気な姿も嬉しかったです。この年ならではの自分自身にも置き換えながら楽しめる作品でした。原作も読もうっと(笑)

 

🎬 ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜

2017年 東宝

監督:滝田洋二郎

出演:二宮和也西島秀俊宮崎あおい綾野剛竹野内豊

 

てっきりこの映画は西島秀俊が主役で二宮和也が出演しているとは知らなかったので少し驚きといいますか先日「浅田家」を観たばかりでしたのでどうしてもまだその演技がかぶってしまいながら観ていました。二宮君は上手いですね。今回は少し擦れた役柄なんですけど綾野剛との絡みといい実に自然体で良かったです。これからもっといい役者さんになるんではという予感を感じました。ストーリー自体は現代と第二次世界大戦中の満州国を舞台にして物語は進行していきます。時間軸を動かすのはちょっと苦手といいますか頭の中がこんがらがってくるのですが、この作品は登場人物が少なめでまだわかりやすかったです(笑)。ただ主演は、二宮和也と言うよりも、西島秀俊って感じでした。同じ天才料理人でも、満州に招聘され、陸軍幹部から極秘任務を与えられた山形直太朗(西島秀俊)のストーリーの方が印象に残りました。と言うか、二宮和也が演じた佐々木充という人物の描き方がちょっと雑に感じました。料理はどれも美味しそうでしたが、中でも、山形が妻にプロポーズをしたときに作ったというカツレツ、ロシア人をうならせた、鰹節で出汁を撮った餅入りロールキャベツ、白いおにぎり。凝った料理だからいいというわけではないんですよね。料理は一人で食べる豪華な食事よりも、どんなに粗末でも、皆と語り笑い分かち合えることができる食事の方が何倍も美味しいですよね。原作も読んでみようっと。

🎬 長い散歩

2006年 キネテック

監督:奥田瑛二

出演:緒形拳高岡早紀松田翔太、杉浦花菜

 

奥田瑛二が監督で緒形拳が主演。こんな作品があったんですね。知らなかったです。緒形拳といえば「鬼畜」「復讐するは我にあり」で凄まじい演技が焼き付いていて、こんな好々爺の役はどうなのかと思ってみてましたが、やっぱり素晴らしい存在感でした。ストーリーはアパートの隣に住む常に虐待されている女の子を連れだして巡礼の旅に出る話です。虐待されている女の子と過去に虐待の過ちを犯した老人が引き合うように巡り会い互いの傷を癒して物語は進んで行きます。これは少女誘拐という現実の中で、少女が背負う天使の羽が救いの象徴にも見えました。緒形の熟練の演技は実に見事ですが、5歳で選ばれた女の子の演技も素晴らしい。この二人のやり取りがメインで、松田、高岡など脇役も良い味を出しています。本当に裁かれないといけないのはどっちだと問題提起をしているようにみえました。奥田監督あっぱれでした。

🎬 ユナイテッド93

2006年 ユニバーサル

監督:ポール・グリーングラス

 

この作品はちびゴリさんのレビューを拝見して観てみた映画です。アメリカ同時多発テロ事件の飛行機の1機を描いた作品で、唯一目標物に到達せず墜落したといわれている航空機内の模様を描いた作品です。機内の緊張感が半端なく迫ってきます。日常の何も変わらない離陸のシーンから一転して、テロリストが動くシーンなんかはカメラワークもよく、見るものをひきつけ恐怖のどん底に陥れていきます。知らない俳優さんばかりでしたが、逆にそれが変な先入観を持たずに観れたのも良かったと思います。しかしこの作品を観る側のほとんどの人は結末をわかっているので、救いがない空しさも半端なくあります。改めて宗教とはなんのためにあるのかと思ってしまいます。イスラム教もキリスト教も救済どころか争いの火だねになっている、宗教とは何のために存在するのでしょうか、自分自身は信仰心はありませんが、観光地の寺社仏閣に手をあわせる程度です。もちろん広島や長崎、沖縄での先の大戦で犠牲になった方々にも手をあわせます。逆に変な拘りや、こうでなければならないという偏った考え方をしない分これで良かったのだと思います。

 

🎬 浅田家

2020年 東宝

監督:中野量太

出演:二宮和也黒木華菅田将暉風吹ジュン平田満妻夫木聡

【あらすじ】

幼いころ、写真好きの父からカメラを譲ってもらった政志は、昔から写真を撮るのが大好きだった。そんな彼が、家族全員を巻き込んで、それぞれが“なりたかった職業”“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影した《家族写真》が、写真界の芥川賞木村伊兵衛写真賞を受賞!受賞をきっかけに日本中の家族から撮影依頼を受け、写真家としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こる―。

 

最初のシーンと最後のシーンでやらました。カメラ好きの自分にとってはとても楽しく観ることができました。二宮和也も演技が上手くなってるし黒木華が実に上手い。大阪弁めっちゃ上手いやんって思たら、大阪の高槻出身やて、そら美味いわ!!もう立派な大女優さんですけど身近に感じました。菅田将暉はこれまでと違って繊細な役柄でこういう感じもまた良かったです。実話からの作品みたいですが、写真の評価って何がいいのかよくわからなくなりますね。やはり見た人のどれだけ心を動かすかなんでしょうね。素晴らしい風景写真もいいですが、こういう家族の写真もまたいいです。家族愛に溢れたいい作品でした。

 

🎬 マッドマックス

1979年 ワーナーブラザーズ

監督:ジュージ・ミラー

出演:メル・ギブソン

 

【あらすじ】

凶悪な暴走族の暴行殺人が多発する数年後の近未来。相棒の死をきっかけに警察を引退したマックスは家族と休養の旅に出る。ところが旅先でトッカーター率いる暴走族グループに、最愛の、妻子を殺されてしまう。復讐心に燃えるマックスは、暴走族用に開発された追跡専用パトカー<インターセプター>を駆って、たった一人で壮絶な闘いを仕掛けていく。

 

有名な作品ですが初見でした。もう43年も前になると思えば、CGもないのでほぼリアルで撮影されていると思います。圧巻でお見事でした。ラストの単車とタンクローリー車との衝突のシーンなんかは下に巻き込まれるシーンがあるのですが、思わず目を覆ってしまうようなリアルさでした。ストーリーとしてはテンポも速く飽きさせないのですが、時代設定が近未来なのか、いつを設定しているのかがわかりずらかったでしょうか。この作品のキモは後半、主人公メル・ギブソンの妻が海水浴をしているあたりから襲われることからでしょうか。ライフルを持っての勇敢なお婆さんが印象的だったのと、真っ直ぐな道を「逃げて!!」ってというシーンがあって、真っ直ぐな道を走って逃げるんですけど、追いかけてくるのは暴走族の単車の軍団(笑)「どこに逃げんねん」って思わずつっこみそうになりました。しかしだれも報われない幸せにならないストーリーですが当時の世相なんかを反映しているのかなぁと思ったりもしました。知らない役者さんばかりなので低予算で作った大ヒット作品のお手本のような作品なんでしょうね。Amazonプライムで観賞しましたが画質音声とも古さを感じさせない作品でした。

 

🎬 トリハダ劇場版

2012年 クロックワークス

監督:三木康一郎

出演:谷村美月、笹野鈴々音

 

この作品もちびゴリさんのレビューを拝見して観てみた作品です。最近はブログ繋がりの方々のレビューされている映画を観る機会が多くなりました。それもネットフリックスやAmazonプライムで気軽に見ることができることが大きな理由だと思います。つくづく便利な時代になったなぁと思います。昭和の時代では考えられないことでしょうね。ということでこの作品はホラーということですが、全編オムニバス形式で進んでいきます。あまり映画という感じは正直いってしませんでしたが、ホラーの苦手な自分にとってはちょうど良かったのではないかと思います。笹野鈴々音さんという女優さん実にいい味といいますか、ホラー的な素晴らしい雰囲気を持っていらっしゃいますね。これからさらに楽しみな女優さんだと思います。つっこみどころもありましたが、それなりに楽しめました。知らない隣人が持ってくるシチューは絶対食べないぞ(笑)