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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 ザ・ファブル 殺さない殺し屋

2021年 松竹

監督:江口カン

出演:岡田准一堤真一木村文乃平手友梨奈佐藤二朗

鑑賞:ネットフリックス

シリーズ2作目です。第一作目同様岡田准一のキレキレのアクションが楽しめます。真田広之が邦画を離れてからアクションスターはなかなか出てきませんでしたが、今回のこの作品を見る限りでは岡田准一のアクションは真田広之並みに光っていました。静と動をうまく使い分けてコメディタッチのお芝居もなかなかのものでした。特に猫舌や下手くそなイラストを描くシーンなんかは、ストイックな真田広之とは違ったコメディの一面があると思います。それをうまく突っ込むのが佐藤二朗子、この方もなかなか芸達者な役者さんなのでシリアスの中にちょっとスパイスがある感じで良かったと思います。作品としては邦画の域を超えたハイレベルなアクションだけでなく、ギャグ要素がふんだんに使われた良作だったと思います。ストーリー自体は、前作同様に、良くも悪くも単純ですが、物語後半、マンションにてファブルが小さな女の子を助けに行くシーンや、車にしがみついた初めのシーンは、迫力満点でした。邦画のなかではいまでは数少ないアクションコメディ映画でした。

🎬 ヒッチコック

2012年 フォックス

監督:サーシャ・カバシ

出演:アンソニー・ホプキンスヘレン・ミレンスカーレット・ヨハンソン

 

あの名監督アルフレッド・ヒッチコックを名優アンソニー・ホプキンスが演じた映画です。もう10年前の公開になるんですね。この映画はヒッチコック監督の生涯を描いた作品ではなく、晩年の「サイコ」での制作模様を描いています。ヒッチコックの妻との関係や映画制作に関わる制作・配給会社との関係がよくわかりました。成功を積み重ねてさらに新しいことに挑戦し障害を乗り越えようと奮闘する姿が面白く描かれています。雰囲気を作るさりげない音楽の使い方と演出もやはり上手いですね。「サイコ」の有名な風呂場の場面は、ヒッチコックが時代を考えてあまり刺激の強くないものにしたのだと思っていましたが、映倫が強く規制・指導したから迫力が無くなったのだというのはこの作品でわかりました。やはりこの時代はこの程度でお茶を濁すのが限界だったのでしょうか。アメリカでもこのような規制があるのは驚きました。映画の歴史のちょっとした勉強になりました。サイコの風呂場での切りつけるシーンがあるのですが、実際にヒッチコックがスタントしてやっていたのでしょうか。この映画の中でのアンソニー・ホプキンスの演技はいつもながらの狂気が出ていて見事でした。

 

🎬 マスク

1994年 ニューラインシネマ

監督:チャールズ・ラッセ

出演:ジム・キャリーキャメロン・ディアス

 

キャメロン・ディアスの実質のデビュー作品ということで観てみました。主役のジム・キャリーって残念ながら知りませんでした。おそらく何かは見たことがあると思いますが残念ながら思い出せません。それにしてもキャメロン・ディアスはスタイル抜群で見事にお美しかったです。これは人気が出るわと思います。現在休業中で復活の噂もちらほらとネットニュースに上がっていますが、是非ともまだまだ頑張ってほしい女優さんです。キャメロン・ディアスの可愛すぎる一作でした。内容は「マスク」をかぶるとハイパワーのスーパーヒーローに大変身できる(=誰も俺を止められないぜ!)という現代のおとぎ話。内容、ユーモア、展開、キャスト(ワンちゃんも含む)、セット全てにおいてエンターテイメント感のあるロマンチック・ミユージカル・コメディーでした。

🎬 陰陽師Ⅱ

2003年 東宝

監督:滝田洋二郎

出演:野村萬斎中井貴一伊藤英明深田恭子

鑑賞:NHKBSプレミアム

 

1作目を観ずに2作目からとなりました。自宅近くの大阪市阿倍野区安倍晴明神社があるのでこの陰陽師安倍晴明はどこか親近感があります。およそ20年前くらいの作品ですので深田恭子が若いヒロインを演じています。後ろからのセミヌードのシーンがあるのですがここがこの映画の一番の見どころなのかもしれません(笑)。はっきり言ってストーリーはよくわかりません。特に中井貴一の存在が微妙でした。しかし野村萬斎の一貫してのあの独特な演技は摩訶不思議な安倍晴明ピッタリだと思います。ただセリフを棒読みの俳優さんもいてたので滝田監督としては難しい演出だったのではないでしょうか。謎の多いお方が主人公ですので、このあたりも謎ということで楽しめたら面白い作品なのだと思います。1作目を観るかは微妙です(笑)

🎬 星の王子ニューヨークへ行く

1988年 パラマウント

監督:ジョン・ランディス

出演:エディ・マーフィ、アーセニオ・ホール

鑑賞:Netflix

この映画は意外と言っては失礼ですが、ビバリーヒルズ・コップより楽しめたように思えます。エディ・マーフィのイメージが大きく変わりました。ビバリーヒルズ・コップおちゃらけたキャラではない、シュッとして品のある内面のカッコいい男を見事に演じてるところが凄く良い感じでした。タイトルの星の王子はどうしてかなっと思いますが(笑)もう少し早くみれば良かったと思う1本ですね。Amazonプライムで昨年公開された2が配信されているので早速見てみたいと思います。こういう単純明快な作品は肩がこらなくていいです。手元に置いておきたい1本でした。

🎬 動乱

1980年 東映

監督:森谷司郎

出演:高倉健吉永小百合

鑑賞:NHKBSプレミアム

 

昭和史の起点となった五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる時を背景に、寡黙な青年将校とその妻の生きざまと愛を描いた作品。高倉健吉永小百合東映で初共演した作品です。この作品から健さん東映で映画を撮ったのは「鉄道員(ポッポや)」だけになります。健さんの寡黙さはいつもながらですが、吉永小百合の透明感といいますが美しさはこの時期頂点を極めているがのごとく美しいものがありました。ちょっと遊女は違和感ありましたが。脇を固める俳優さんも豪華です。田中邦衛志村喬田村高廣佐藤慶小池朝雄、それに桜田淳子まるで東宝の映画を見ているようでした。ただ、映画としては、予め決められた結末に直線的に向かっていくだけなので、ドラマとしての盛り上がりに欠けたきらいがありました。これが史実に基づいた歴史映画に難しいところですが、悲恋のドラマとしてももう一工夫ほしいとろでした。ちなみに、最後に高倉健は処刑されるのですが、健さんの死ぬシーンは珍しいもしれません。昭和のはじめの歴史を知るのと、健さん吉永小百合の共演としても見ごたえのある作品でした。

 

🎬 日本で一番悪い奴ら

2016年 東映

監督:白石和彌

出演:綾野剛、YANG DAIZ、中村獅童ピエール瀧

 

この監督さんの作品は迫力といいますか裏社会をうまく料理されるので見ていておもしろいですね。この作品は初期の作品ですが、十分今の「狐狼の血」の流れを汲んでいる作品だと思います。それもフィクションであるというからまた驚きです。やはり刑事とヤクザは紙一重なのでしょうね。主役の綾野剛はどこかたよりない感じがまた良かったんだろうと思います。どう見ても柔道のチャンピオンには見えないです(笑)物語は2002年の北海道警察で起こり「日本警察史上最大の不祥事」とされた「稲葉事件」を題材に描く作品です。綾野剛が演じる北海道警の刑事・諸星要一が、捜査協力者で「S」と呼ばれる裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく様を描いていきます。主人公はだんだんと変わっていく様子を綾野剛さんはうまく演じていて凄かったです。皆様演技は実に上手いですが、ピエール瀧さんは本当にハマり役でした。ぴったりでした。キャラとしては相棒の太郎が1番好きで、凄く人情に溢れていて感情移入しちゃいました。前半はコミカルに描かれていて、段々と重い内容になっていく感じも自然で違和感なく、色々な要素が詰まっている良い映画だと感じられました。やはりこの監督さんは見ごたえありますね。