2022年 東宝
監督:小泉徳宏
水墨画を題材にした珍しい作品です。書道を少し嗜んでいますので、水墨画の筆の使い方や墨の作り方などがとても興味深く見ることができました。映画の中の「見えないものを描く」「命を描く」、このセリフ(その場面も)がとても心に響きました。書に向き合う中で私自身も揺れている気持ちが少しありましたので落ち着きました。主人公も、取り巻く人々も、いい役者さんばかりだし、とても心地よい演技だったのでもう一度見たい作品です。でも続けてではなく、少し間をあけてまた観たらどう感じるか、ただ2時間では物足りなかったような。もう少し濃厚な内容でも充分見れたと思います。あっという間に終わってしまう感じがありましたが、基本的にはおすすめの映画です。原作ポチろうかなと思います。