🎬 グリーンブック

2018年　ユニバーサル

監督：ピーター・ファレリー

出演：ヴィゴ・モーテンセン, マハーシャラ・アリ, リンダ・カーデリーニ

【あらすじ】

時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップはある日、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが…。

プロのピアニストと南部ツアーのドライバー役を担ったクラブの用心棒との実話に基づいた作品です。タイトルのGreen Bookは、1960年代に黒人がアメリカ国内を旅行する際にのガイドブック。黒人が宿泊可能なホテルが列記されています。5つ星ホテルのVIPとして演奏に招待されながらも、そのホテルでは物置に通され、レストランではテーブルにつけない。仕立て屋ではスーツの試着さえ許されない、約60年前の黒人差別の現実を見せつけられます。号泣する話ではなく、大笑いしたり、すかっとする話でもなく、良い話だな～という映画を見たい時におススメの作品でしょうか。劇中のセリフ「寂しい時は自分から手をうたなきゃ」当たり前のようなセリフですけど、一歩踏み出す勇気がいかに大切か、分かっていても中々出来ないんですよね。知らない俳優さんばかりの映画でしたけど見ごたえありました。