1986年 東宝
監督:佐藤純彌
鑑賞:NHKBSプレミアム
昭和の大冒険家「植村直己」の半生を描いた作品です。植村直己にはどことなく風貌が似ている西田敏行、奥様には倍賞千恵子が演じます。ようやく見れたという感じでした。若い方は植村直己っておそらく知らないだろうなぁと思います。「世界最高峰エベレストに初めて登頂した日本人」「五大陸最高峰登頂に成功した世界で初めての人」「犬ぞりにて単独で北極点に到達した世界で初めての人」1984年、アラスカ州マッキンリーに世界で初めて登頂しましたが 、下山中に消息不明となり現在に至ります。遺体も発見されていません。のちに 国民栄誉賞 を受賞。日本が世界に誇る冒険家です。そしてこの映画ですが極寒の登頂シーンや氷点下52度の中での北極点を目指す犬ぞりのシーンなど、迫力の映像に心奪われ 犬たちの健気さに涙しそうになりました。さぞかし大変な撮影だったろうと思います。こういう冒険のシーンに大半がとられ、人間植村直己をもう少し深堀りしてほしいと思える1本でした。やはり倍賞千恵子は不幸な女を演じたら天下一品ですね。兵庫県豊岡市の植村直己冒険館に一度行ってみたいと思います。タイトルに工夫がほしかった(笑)