2017年 アークエンタメ
監督:佐々部清
鑑賞:BS松竹東急
若年性アルツハイマー病を発症した妻を、在宅で献身的に介護をする夫とその家族を中心にした作品です。夫婦役の升毅と高橋洋子の身体を張った演技がすさまじかったです。改めて役者さんって凄いなぁと思いました。アルツハイマーや認知症、記憶関連の話はとても辛い話ですね。個人的には様々な病の中でも一番辛いのではないかと思います。生きているのに分からないそして赤ちゃんに戻っていく姿が正直辛すぎます。自分が将来そうなるのも嫌だし辛いし、家族がそうなってしまって介護して向き合う自信もありません。だからこそ見ないといけない映画なのかもしれません。エンタメ的な要素は全くありませんが、実話として日々を追うように物語は進んで行きます。こういうのも映画なんだと感じた1本でした。シルバー世代には見てほしい1本です。