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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

雁の寺 (1962年 大映)

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監督:川島雄三 原作:水上勉

出演:若尾文子木村功 

鑑賞:BS松竹東急

川島雄三監督をまた見てしまいました。前回は若尾文子主演の「しとやかな獣」で今回も若尾文子主演の「雁の寺」いずれも妖艶な若尾文子が楽しめます。小柳ルミ子主演の「白蛇抄」とはまた違ったエロティシズムが感じられました。それにしても水上勉が描く寺の住職はどれも生臭坊主そのものですね。その堕落住職に虐げられる青年僧侶と寺に囲われている若い女性こういう構図は水上勉ならではなんでしょうね。日本独特の世界なのかなぁと思います。キリスト教ではあまり見られないのではないかと思います。川島雄三監督作品はなかなか骨太ですね。「白蛇抄」と違って直接的な描写はありませんが、ジャケットからもわかるように60年ほど前の、ねっとりとしたいやらしさが終始つきまとうモノクロ作品でした。