2011年 角川映画
監督：若松節朗
出演：岸谷五朗, 深田恭子, 木村多江, 萬田久子, 中村雅俊
【あらすじ】
大手建設会社に勤める渡部は恵まれた家庭生活を送りながらも、謎めいた雰囲気を持つ部下の秋葉と甘く残酷な不倫の恋に堕ちる。あるとき秋葉は、自身の過去に起きた事件について語り出した。その謎と彼女の孤独を知った渡部は、より一層、禁じられた恋に溺れてゆく。この恋の驚愕の結末とは…?
この映画は東野圭吾が原作で、自分には珍しく原作を先に読んでからの観賞でした。東野作品には珍しく男女の不倫を描いたストーリーなんですが、渡辺淳一と違うのは、そこに少しサスペンス要素を盛り込んでいくところでしょうか。それはさておき深キョンのように訳ありミステリアスで美しい魅力的な女性にアプローチされてキッパリ断れる男性はいないでしょう(笑)。そのあたりに深みにどんどんはまっていく、フツーの男性を岸谷は上手く演じてたよ思います。しかし木村多江は上手かったなぁ。岸谷の妻なんですが、家庭に戻って終わり、かと思いきや「私とあなたの中で一生済まない話だと思うけど？」の一言。不倫がどれだけの事かをガツンと突きつけられるインパクトがありました。田中健と中村雅俊は「俺たちの旅」を思い出させてくれましたよ(笑)
