2012年 ゴー・シネマ
監督:塩屋俊
【あらすじ】
大分でお茶農家を営む修造が倒れ、孫娘・みのりは慣れない農作業の代わりをすることに。やがて彼女は農業を通して心の豊かさを取り戻していく。
都会でバリバリ働いていたキャリアウーマンがおじいちゃんのいる大分県の田舎に戻ってお茶づくりをするというお話です。思った以上に田中麗奈の農業姿似合ってました。陣内もこういう役のほうが温かみがあっていいですね。それと柄本明、やはり重みのある渋い演技で、ならではの頑固おやじの存在感は流石でした。お茶は今やペットボトルで飲む時代ですが、急須で入れて美味しい茶柱のたつお茶を飲みたくなるお話です。有機農業が根底にあるので阿部サダヲの「奇跡のりんご」とともに、農業は強い思いと気持ちがなければいい物といいますか、こだわりのあるものが作れないと実感できる映画でした。農業や林業の映画ってなんか悪い人やそういうたぐいの設定がないのでいいですね。