2011年 フランス
鑑賞:BS松竹東急(サイレント)
第84回アカデミー賞では作品賞をはじめとする10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞(アザナヴィシウス)、主演男優賞(デュジャルダン)、作曲賞(ブールス)、衣裳デザイン賞(ブリッジス)の5部門で受賞。サイレント映画の作品賞受賞は、第1回の『つばさ』以来史上2作目、フランス映画では史上初である。またサイレント映画という特殊なジャンルであるため、アカデミー作品賞を受賞しているにもかかわらず、日本では地上波での放送はされていない。BS無料放送チャンネルでは、2018年3月4日にBS日テレ、2023年2月27日にBS松竹東急にて放送された。Wikiにこのように紹介されている特殊な名作といったとこでしょうか。映画が、トーキーへと変貌した時代でサイレントのスターが、その固執を捨てるまで、声が入らないという展開が見事でした。白黒といえども鮮明で、流れる音楽が心情をよく表していたと思います。今の時代とは思えない作品でした。