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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 海峡

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1982年 東宝

監督:森谷司郎

出演:高倉健吉永小百合、森繫久彌、三浦友和

【あらすじ】

昭和32年の調査以来、国鉄の技術団員の阿久津は青函トンネル開通に執念を燃やしていた。7年後、ようやく開始の号令が出るや、阿久津をはじめベテランのトンネル掘りの源助、洞窟丸で両親を亡くした仙太など海を掘ることに憑かれた男たちが函館に集結。岩盤と水との闘いが始まった。その一方では、阿久津に命を救われた過去を背負う多恵、飲み屋の女将おれんとその娘・峡子。そして、遠く岡山にいる阿久津の妻が、それぞれの想いで男たちを見守る。何年も、そして苦難の道を…。

 

またまた邦画です。今回は久しぶりに見た「高倉健」やはりいい役者さんですね。任侠路線以降、どの作品もほぼ同じように実直で真面目で寡黙、そういう昭和の男を演じてこられました。今回もまさにその役柄、ぴったりでした。この作品は映画というよりもドキュメンタリータッチで構成されている作品でした。出演も今は亡き、森繫久彌や大滝秀治笠智衆小沢栄太郎健さんとの絡みを懐かしく見ることができました。三浦友和も若い。阿藤快が端役でちょこっと出ていたのも嬉しかったですね。38年前の作品でしたので、時の流れをしみじみと感じてしまいました。少し残念だったのが音楽、担当は南こうせつシンセサイザーを使っているんですけど、どうも薄っぺらい。南極物語ヴァンゲリスのような壮大さを出せれば、なお良かったのにと思うとちょっと残念でした。映画って音楽はとても重要なところだと思います。