2019年 ワーナーブラザーズ
監督:堤幸彦
【あらすじ】
安楽死を求める12人の未成年たちが、「皆で死ねば、怖くないから」と廃病院の密室に集まった。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生温かい死体に遭遇し…。
ミステリー仕立てのヒューマン映画でしょうか。謎解き部分は楽しく見れました。俳優さんたちはどの人も好演。特に杉咲花ちゃんは光っていました。
登場人物たちが他者へちょっとづつ優しいのが良いですね。しかしエンタメ作品だと割り切らないとこのようなテーマは本当に難しいと思います。笑顔で帰って行く彼らから、この先生きて行く中でやっぱり死を選んでしまう人が出るんじゃないかと思ってしまい安堵にはならないもの悲しさを感じました。
かと言って生き抜くことが幸福や正解でもないのかな。少し話はそれますが、最近安楽死のことが取り上げられていました。尊厳死っていうのも難しい問題ですが、それを仕事としてはいけないとブラックジャックはドクターキリコと対決します。しかしキリコは軽々しく自殺したがる少年を追い返しています。また久しぶりに「ブラック・ジャック」を読みたくなりました。なんのこっちゃ(笑)