1998年 東宝
監督:本広 克行
出演:織田裕二, 柳葉敏郎, 深津絵里, 水野美紀, いかりや長介
【あらすじ】
湾岸署管轄内で水死体が発見され、青島刑事らは捜査に当たるが、同時期に警視庁副総監誘拐事件、湾岸署内での盗難事件も発生し…。 二つの事件が複雑に絡み合う中、命を賭け事件に挑む青島刑事が最後に見たものは!?
実はこの作品は初見でした。テレビも観ていませんでした。大ヒットした作品ですのでいつかは観ようと思って20年近く経ってしまいました(笑)
大ヒットしたのは、バブル経済の崩壊後に働く者にとって「正しいことができないんだ…自分の信念も貫けない」とセリフを吐く室井の姿に、当時の多くの中間管理職が自分の姿を重ね共感し、「事件は会議室でおきているんじゃない!現場でおきてんだ!!」とセリフを吐く青島の姿を、現場の本音として組織の底辺で働く多くの人が共感したんじゃないのかなぁって思ったりもしました。しかし、いかりや長介さんは渋かった、役者としてもっと観てみたかったと改めて思いました。