1970年 パラマウント
監督:アーサー・ヒラー
音楽:フランシス・レイ
【あらすじ】
大富豪の御曹司・オリバーと菓子屋の娘・ジェニーは、身分の違いを乗り越え恋に落ちる。父からの援助よりも結婚を選んだオリバーは、彼女との新生活を始めるが…。
この作品はちびごりさんのレビューを拝見して、ネットフリックスの吹替版で鑑賞しました。1970年とういこで、私は小学2年生、大阪万国博覧会が開催された年に公開されたんですね。おそらくテレビ放送で観たように思うんですが全く記憶がございません。というので新鮮な感じで観ることができました。どうしてこの純愛作品が当時大ヒットしたのかを私なりに少し考えてみました。1970年というとアメリカはベトナム戦争の真っただ中、日本は70年安保闘争などをうけて三島由紀夫自決など学生運動が活発で社会は混とんとしていた時代です。そんな疲弊した社会背景の中このような純愛作品に人々は飢えていたような気がしてなりません。今の時代もコロナ禍の中で人々の疑心暗儀は深くこのような作品がまたヒットするような気がします。山口百恵ラストコンサートが昨日NHKで放送され大きな反響があったらしいです。百恵友和の吹替えでこの作品も1977年に放送されていたそうで、それも是非いまの混沌とした時代に再放送してほしいものです。