2014年 20世紀フォックス
監督:デビット・フィンチャー
【あらすじ】
結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活をおくっていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。部屋は荒らされ、キッチンに残されたエイミーの大量の血痕から警察は他殺と失踪の両方の可能性を探る。憔悴した表情で行方のわからなくなった妻を心配する夫ニック、だが彼にも捜査の手が及び窮地に立たされる。妻エイミーに何が起きたのか――。
この作品は面白かったです。長尺でしたがストーリも難解ではなく、わかりやすかったので一気に観ることができました。といいますかこの監督さんの作品には、はずれは無いと思います。エイミー役のロザムンド・パイクは綺麗ですね。この映画を観るまでは知らない女優さんでした。ニコール・キッドマンと似てる気がするのは自分だけかな。主人公ニックの双子の妹マーゴ役のキャリー・クーンがいい味出していて、二時間以上の映画の初めから終わりまで、物語のスパイスとして凄くいい仕事をしていて魅力感じました。でもこの双子の兄妹の関係が実に微妙なんです。これが兄妹と思うくらい。物語は二転三転して、結局行き着く所に行き着くんですけど、天国でも地獄でも無く、温い恐怖や不安がずっと続いていく嫌なエンディング。なんか人生って・・・そんな複雑な気持ちになれる映画です。