2021年 東映
監督:前田 哲
ちびゴリさんのレビューを拝見して、これはまさに今観るベキ映画だと思い観てみました。東映はたまにこんな上質のコメディを出してくれるのでいいですね。舘ひろしの「終わった人」も確か東映でしたし、同じような作風の作品でした。コメディですが老後の資金や家族の問題は深刻で、このようにハッピーエンドで結末を迎えることに同感できない方もいらしゃるとは思いますが、それはそれとして私は素直に楽しめることができました。少々オーバーな映画でしたが、人ごとではないなと思いながら観てました(笑)、予想外に突然お金がでることはこれから少なからずあると思います。自分と周りの人との絆を考えながらみてました。終盤の生前葬のパーティが本当に楽しそうでよかったですね。佐々木健介のセリフには笑ってしまいましたが、北斗晶はなかなか上手いなぁって。ただゴリさん(竜雷太)のハワイアン化はちと現実離れしすぎでやり過ぎ感がありました。草笛光子さんのような上品で素敵なおばあちゃんばかりだったらいいのになぁ~って思いながら毒蝮三太夫さんの元気な姿も嬉しかったです。この年ならではの自分自身にも置き換えながら楽しめる作品でした。原作も読もうっと(笑)