2016年 オーストラリア、アメリカ
監督:ガース・ディヴィス
出演:デーブ・パテール、ニコール・キッドマン、ルーニ・マーラ
マーラちゃんを見てみようと思って探しているとヒットしてくれまして、結構有名な作品でアカデミー賞にも数多くノミネートされていたらしいですが知らずで初見でした。はじめはインド映画かと思うくらい、インドを舞台にして物語は進んでいきます。時間軸を動かしていくストーリーなんですが、行ったり来たりしない分、なんとか理解することができました。最後のクレジットにインドでは毎年8万人もの子どもが行方不明になっていると出てきますが、そういう数を見ると単に迷子ではなく、様々な社会問題が背景にあるように思います。また実話らしく最後にご本人たちの写真が出てきます。この演出もぐっときて良かったです。ルーニ・マーラも良かったですが、実は子を持てたのに養子をとって育てることを天命としたため、育っていくうえで苦しむことになるニコール・キッドマンは流石の貫禄でした。里親としての考え方はこうでなくてはならないといったお手本のような作品でした。インド人の子役も可愛く良かったです。