1987年 東映
監督:土橋亨
観賞:BS日テレ
極妻の2作目は十朱幸代です。岩下志麻に比べると顔が可愛いのでどうも迫力がイマイチでしたが、後半からは賭博場などの芝居も板についてきて結構見せてくれました。前作が好評で作られたパート2、この後シリーズ化していきます。パート2なんですけど前作とのつながりはありません。主演は十朱幸代、脇に前作も出演のかたせ梨乃。かたせ梨乃がまたヌードになって村上弘明と月亭八方におっぱい揉まれているんですけど、本作で日本アカデミー賞の助演女優賞を受賞。報われて良かったです。オープニングはヤクザの家族旅行から…ヤクザも家庭がありますから家族サービスしないとダメですよね…子供に罪は無いですからね(笑)。今回は子どもが展開の中で結構登場してきます。かたせ梨乃の子どもなんですけどね。和田アキ子の歌をバックに海岸をトラックが走るシーンあたりから面白くなってきて、済州島の花会からのかたせ梨乃の壮絶な死に方と、十朱幸代の啖呵を切って退場するラストは女を舐めるなという実に胸がすく思いで良かったです。ただ花会の設定が韓国ってこれがどうも腑に落ちない。まぁそれはさておき昭和の懐かしい面々を見せていただきました。十朱幸代、ただいま80才お元気にされているのでしょうか。昭和の懐かしい1本でした。