1979年 松竹
監督:山田洋次
鑑賞:BSテレ東
山田洋次監督作品はよく見ているのに、男はつらいよシリーズをしっかり見るのは初めてです。今回のマドンナは若かりし頃の桃井かおりということで、やはりあの独特の気だるさはそのままでした。なんと布施明が桃井かおりの相手役、見事な美声までも聞かせてくれるというちょっと異色な感じがする寅さんシリーズの初見でした。吉永小百合が出る会があるということですのでそれもまた見てみようかと思っています。ほとんど鬼籍に入られている方が多い中、笠智衆や蛾次郎さん、たこ社長やおばちゃんといった懐かしい面々を見ることができて良かったです。これぞ昭和の邦画ですね。悪い人は一人も出てきませんし過激なシーンもありません。万人に受け入れられたのがよくわかりました。全シリーズはおそらくみれないと思いますが少しずつ楽しんでいきたいと思います。