1979年 ユナイテッド・アーティスツ
出演：マーロン・ブランド、マーティ・シーン
観賞：NHKBSプレミアム（字幕）
有名な作品ですが初見です。頑張って１８０分の長尺を１時間づつにわけてじっくり観賞させていただきました。マーロン・ブランドが主役としてトップクレジットされていますが、登場シーンは最後の１時間からで、この作品を見る限りでは、マーティ・シーンが主役ではなかろうかと思います。ストーリーとしては戦争の悲惨を描いていますが、先が読めないおもしろさ、身に迫るような狂気、目をつむりたくなるような痛々しい銃撃、ギリギリの理性から精神世界(理性的判断を排除した世界)への行程、カーツと出会ってからの画面作り(影の落とし方など)がほんとにほんとにすごいと思いました。やはりコッポラ先生は凄いです。戦争は本当に人間性を狂わせることを改めて理解できた作品でした。ベトナム戦争を描いた名作の１本だと思います。手元に置いて次回は吹替えでじっくり見てみたいです。
