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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 明日の記憶

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2006年 東映

監督:提幸彦

出演:渡辺謙樋口可南子
鑑賞:DVD

2回目の鑑賞ですが、今回は荻原浩の原作を読んだあとに見させていただきました。やはり原作を読んでみると本との違いもよくわかり、内容もよく頭に入ってく感じがしました。若年性認知症を取り扱った内容で当然今の医学では救いようがない病気ですが、病状が進行していくのを見事に演出していて、周りの家族を巻き込みながらの展開は見ている者の胸を締め付けられている感じがしました。渡辺謙ももちろん上手いですが、奥さん役の樋口可南子も見事なお芝居をされていると思います。特にラストシーンの表情なんかは見るものの胸を締め付けられます。最後の宴のシーンは夢か現実かといえばおそらく夢のような気がしますが、あのシーンでは主人公はまともに会話できているのが見ている者の救いになっているような気がします。大滝秀治が歌う「東京ラプソディ」は味があって良かったです。やはりこういうドキュメンタリー調の映画は説得力がありますね。たまに見返したい1本です。

今年は185本の作品を見ることができました。通勤途中に見れるようになっってからは、その分本を読むのがぐんと減ってしまいました。それとあまりたくさんみてしまうと記憶を上書きされているようで加齢とともに年間100本くらいにしたほうがいいようにも思います。

今年も拙い映画レビューにお付き合いいただきありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。また来年もよろしくお願いいたします。