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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

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1958年 松竹

監督:野村芳太郎 原作:松本清張

出演:大木実宮口精二高峰秀子田村高廣

鑑賞:BS松竹東急

松本清張が原作の野村芳太郎が監督というと名作「砂の器」が有名ですが、この作品は野村監督が清張作品を取りあげた1作目だそうです。時代は昭和30年代モノクロ作品です。物語は東京で強盗殺人が起き、主犯は逮捕されますが、相棒(田村高廣)は銃を持って逃亡します。相棒は肺病を患っており、佐賀にいる元カノ(高峰秀子)に会いに行く、と思われ、刑事(大木実宮口精二)を派遣し、向かいの旅館で見張ることになります。犯人を追う話ですが、サスペンス要素は薄いです。高峰秀子は主役の刑事の、プライベートな決断を後押しする役割でした。彼女が生き生きするのは、今の生活を捨て、昔好きだった男とやり直そうと、覚悟をする瞬間であった。こんなストーリーなんですがどこにフォーカスが当たっているのかがよくわからない作品でした。真夏の設定で当時はエアコンなんてない時代ですから団扇であおいでいます。流れる天気予報では最高気温が35度と言っているのが今とそんなに変わらないですね。