2006年 小泉堯史監督作品
出演:寺尾聡、深津絵里
不慮の交通事故で、天才数学者の博士は記憶が80分しかもたない。家政婦の杏子は、その博士の下で働くことになる。博士は杏子の10歳の息子を、ルートと呼び…。
このような記憶喪失が本当の現実であるかはわかりませんが、なんとも言えない記憶喪失者の演技の寺尾聡と、元気な家政婦役の深津絵里は好演技だったと思います。
子役さんは昔の吉岡秀隆そっくりで、大人になった先生役の吉岡秀隆さんとうまくだぶっていました。
浅丘ルリ子さんの演技は久しぶりにみましたがやはり貫禄ですね。
いいキャスティングだったと思います。
数学が苦手だった自分には、「素数、自然数、完全数、友愛数」など今頃になって面白くもう一度勉強してみたいと思った次第です(笑)
ほのぼのとした中にも考えさせられるものがある、私はいい作品に思えました。
この時の日本アカデミー賞の作品賞にもノミーネートされていないんですね。
ちなみに最優秀作品賞は「フラガール」でした。
寺尾聡さんだけ優秀主演男優賞のノミネートがあります。
アカデミー賞っていろんな絡みがあるのかなって勘ぐってしまいます…(-.-)