1986年 東映
監督:五社英雄
【あらすじ】
本を二分する激烈な暴力抗争。だがその陰には、もうひとつの過酷な戦いがあった…。ヤクザ社会の裏側で生きる女たちの凄絶な生き様をジャーナリスト家田荘子が密着取材。死と隣り合わせに生きる男を愛した女たちの姿を名匠・五社英雄監督が迫真のタッチで描きあげた衝撃の話題作。
前にちびゴリさんがレビューされてて、一度は見ないといけないなぁと思っていた作品です。躊躇していたのは、大阪弁のイントネーションが全然違うので、もう少しうまくできなかったのかなぁ…(-.-)ってCMを見てて思ってました。
35年前なので、かたせ梨乃がかわいいし、竹内力と清水宏次朗がういういしい。極妻役はいわずとしれた岩下志麻。実にいい凄みというかいい迫力を出されていました。跡目を争う幹部と大阪の大川あたりをボートでサシではなしをする場面。昔新地のホステスだった志麻を、「昔は新地でよう遊んだなぁ」とかいって、ふとももをなぜようとする。このセクハラ攻撃に、「さわるんやったら、しっかりさわんなはれ」と、自ら手を生ふとももにもってくる。これはかなり男にとっては面目丸潰れ(笑)、成田三樹夫のバツの悪さはナイスでした。かたせ梨乃は薄幸な役がよくにあうなぁ改めて思う役どころでしたね。2時間一気に楽しませていただきました。