2011年 ショーゲート
監督:SABU
【あらすじ】
ごくフツーのサラリーマンであるダイキチ(松山ケンイチ)が、亡くなったおじいちゃんのお葬式で出会ったのは、彼の隠し子の鹿賀りん(芦田愛菜)だった。引き取り手のないりんを男気を見せて連れて帰ったダイキチ。こうして突然、二人の共同生活が始まった!慣れない子育てにあたふたしつつも、いつもりんのことを一番に考え、底なしの優しさで包み込み育てていくダイキチ。そんなダイキチに心を開き、無邪気な笑顔を見せるようになるりん。ひょんなことから一緒に暮らすことになった二人が、周りのみんなに支えられ、見守られながら、本当の家族のような愛情と絆で結ばれていく。
あるはずのダイキチの心の声が、おそらく意図的にかなりカットされているので、
何にどう苦しんで、どんな悩み事があるのか、何に喜びを感じているのかが伝わりにくく、感動的であろうはずのシーンがイマイチ感情移入できずに流れて行ってしまった、
そんな残念な感じでした。また、ダイキチとりんちゃんの共同生活が進む中で二人が成長する姿が、本作ではほとんど伝わらない内容になってるのも重ね重ね残念です。
子役のりんちゃんがとてもかわいくて演技も上手なだけに、もったいない作品と思います。原作は読んでませんのであくまでも映画での感想でした。