2006年 東宝
監督:中島哲也
【あらすじ】
お姫様みたいに煌びやかで華やかな人生に憧れた一人の少女。しかし現実は、教師からソープ嬢、遂には殺人までも犯してしまった松子の壮絶な人生を描いた山田宗樹原作の同名小説を中島哲也監督が映像化した作品。
昭和22年生まれの女性の転落人生を描いた作品です。中谷美紀がアカデミー主演女優賞を獲得して他の多数ノミネートされ評価の高い作品だと思います。懐かしい昭和の風景や事件、歌謡曲を散りばめていきながら物語は展開していきます。中谷美紀の熱演につきる映画なんですが、なぜか柴咲コウが一瞬出たりして不思議な作品でした。宗教的な感じもするし、太宰治をオマージュしてるのかなぁとも思えるし、ミュージカルぽいし、救いがないお話なんですけどなんか笑えるし惹きつけられるとても不思議な作品でした。これは原作も読んでもう一度観てみようと思います。