2020年 イギリス・フランス
監督:フロリアン・ゼレール
【あらすじ】
単身ロンドンで暮らす81歳のアンソニーは、記憶が薄れ始めていたが介護人を拒否していた。そんな中、娘から恋人とパリで暮らすと告げられ…。
昨日はメリル・ストリーブが演じた認知症のサッチャー首相でしたが、こちらはアンソニー・ホプキンスの認知症バージョンです。こちらのほうは若い頃は演じていないので年をとってからの演技となっています。なんせあのレクター博士ですから、好々爺になっているのは時代の流れを感じますね。映画の物語は観る者を混乱させるつくり方になっています。認知症の側にたっての展開だったというのが最後のほうでわかってくるのですがやはりこの映画はもう一度見直してこそ味わいがわかる作品ではないでしょうか。初見は自分には難解な作品でした。