2021年
監督:清水ハン栄治
【あらすじ】
1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、家族全員が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は人間性を失わず倫理的に生きようとする。そんなある日、愛する家族を失うことがキッカケとなりヨハンは絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探究し始める…。
今年の6月に公開された北朝鮮の強制収容所を題材にしたアニメーションです。ちびゴリさんのレビューで拝見して、早速ネットフリックスで観てみました。信じがたき内容でしたが、これが北の収容所の現実なんですね。こういう作品を日本のマスメディアはもっと取り上げなければいけないしTVでも放送しないといけないと思うのですが、それができないんですね。どうしてなんでしょうか。こうしてネットフリックスで全世界に配信されて、世界の人々が北に圧力をかけていかないかぎり解放に向かうことは中々難しいことだと思います。一人でも多くの人に観ていただいて関心を持っていただきたいそんな問題をつきつけられたような作品でした。