1972年 東映
監督:降旗康男
長らく続いたこのシリーズも本作を持って最終となります。オープニングはなんと高倉健主演・藤純子共演の映画「昭和残侠伝」の網走刑務所での鑑賞会で始まります。宍戸錠があっけなく死んでしまうのと、月亭可朝がギターで仁義をきるのがミソといったところでしょうか。それと生田悦子が可愛らしかったです。これで東映でのシリーズは完結となりますが、舞台を東宝に移して3年後、『幸福の黄色いハンカチ』、『遥かなる山の呼び声』も、人が死なないだけで網走番外地シリーズなんじゃないのかなと勝手に思うのも楽しいですよね。「幸せの黄色いハンカチ」では網走刑務所を出所からはじまりまり、「遥かなる山の呼び声」はまた刑務所に戻っていく。その2本足して20本。これで完結。ね?(笑)