ホームシアターブログ

プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 ランボー ラストブラッド

2019年 ライオンズゲート

監督:エイドリアン・グランバーグ

出演:シルベスター・スタローンカルメンデルガド

鑑賞:BSテレビ東京(吹替)

ランボーシリーズの5作目で一応最終と言われています。私は4作目を飛ばしてしまっているのでいきなり老けたスタローンの登場となりました。やはりお顔がもう以前のスタローンと違うので始めは別人を見ているようでちょっと違和感がありました。物語はラストブラッドの名にふさわしく、まさに血だらけの映画でした。バトルロワイヤルのように次々と人を殺していくので、ランボーがただの大量殺人鬼にしか見えなかったです。ランボーというタイトルでなければ、復讐をテーマにした面白い映画だと思います。家族の無念を晴らすため立ち上がる、昔めっちゃ強かったおじいちゃんが登場し悪人をバッタバッタとなぎ倒していく、というスーパーおじいちゃんなら面白かったかな。ランボーがただの殺人鬼になってしまったのは悲しい限り。やはり一作目のランボーがよかったですね。ベトナム戦争のトラウマから立ち上がろうと苦しんでいる若者だから成立していたことが、これだけの月日を経てしまうと何の説得力もなくなってしまうランボー=暴れていい人、という図式のみが独り歩きしているようか感じがしました。やはりこのシリーズは3まででよかったように思います。吹替えはささきいさおさんでした。

🎬 歓喜の歌

2008年 シネカノン

監督:松岡錠司 原作:立川志の輔

出演:安田成美、小林薫由紀さおり浅田美代子田中哲司

鑑賞:BS松竹東急

立川志の輔創作落語を映画化された異色な邦画作品でしたが、意外と言ったら失礼ですが掘り出し物の逸品といった感じの映画でした。ちょこっと出演に立川談志リリー・フランキー立川志の輔などが登場するのもまた良かったです。物語はみたま町の文化会館に勤める主任・飯塚正(小林薫)は優柔不断で事なかれ主義の53歳のだらしない公務員、年末の女性コーラスグループのコンサートのダブルブッキングを解決していく物語となっています。安田成美がいい感じの仲介役だったので、あまり彼女の演技は見たことがなかったのこれもあわせてよかったと思います。年末にはベートーヴェン「第九」がよくかかりますが、ちょうど年末にあわせての放送だったのでタイミング的にも良かったと思います。思わずにっこりする作品でした。

 

🎬 ホームアローン2

1992年 20世紀フォックス

監督:クリス・コロンバス

出演:マコーレー・カルキンジョー・ペシ、ダニエル・スターン

鑑賞:金曜ロードショー(吹替)

このシリーズはこの作品以降も続きますが、カルキンとペシの組み合わせはこの作品以降作られていません。この作品は前作の大ヒットを受けて、同じスタッフで製作された2作目。内容はほぼ同じです。言うなれば刷り直しですが、元が良いから全然楽しめる内容になっています。1ではケビン君の成長が見所でもありましたが、今作は笑いに特化している感じでした。あとは人の優しさを感じるストーリーが良かったです。公園のホームレスの鳩女性やおもちゃ屋さんの社長さんダンカンさんとの繋がりなんかもストーリー的にも楽しめました。しかしレンガを落としたり火を付けたり悪い奴らを懲らしめるわりには、ちょっとやりすぎ感があります(笑)下手したら死んでますがな。怪優ペシもよくやっているなぁと思います。それとあのドナルド・トランプ本人が出ています。当時プラザホテルのオーナーだったらしいです。それにしてもクリスマスのニューヨークって本当にいい景色が広がっていますね。それらを見ているのも楽しい作品です。

🎬 みおつくし料理帖

2020年 角川春樹事務所

監督:角川春樹 原作:高田郁

出演:松本穂香石坂浩二奈緒中村獅童
鑑賞:Netflix

原作がお気に入りで、これまでNHKで放送された黒木華が主演のシリーズは見ていましたが、スクリーンに登場するまでになったんですね。ファンとしては嬉しいことです。角川春樹がメガフォンをとる最後の作品らしく、共演陣も角川作品馴染みの、石坂浩二薬師丸ひろ子、渡辺典子、浅野温子榎木孝明鹿賀丈史と実に見事なそろい踏みでした。時代劇というと武士道を題材にした作品が多いですが、本作はご存じのように料理を題材にした作品です。登場する料理の美しさと、過酷な運命に翻弄される二人の女性の切ない生き方を中心にして物語はすすんでいきます。ただ旭太夫を演じた奈緒がちょっとイメージと違うかなという感じでした。武士道時代劇とはちょっと違った時代劇の感じがするのもこの作品の魅力でしょうか。これからシリーズ化されるのかどうかはわかりませんが、これで終わりのようなことはないような気がします。ほのぼのとする優しい時代劇です(^^)/

🎬 ワイルド・スピード SKY MISSION

2015年 ユニバーサル

監督:ジェームズ・ワン

出演:ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカードウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサム
鑑賞:BS TBS(吹替え)

シリーズ7作目で過去最大のヒット作らしいです。ジェイソン・ステイサムも登場しこれで役者がそろい踏みといった感じで、なんと1作目からのポール・ウォーカーがこれまた映画のような交通事故死をしてしまうというなんとも残念なことになってしまいました。ポールに捧げるということで、最後の数分は特別編集されたものだと思います。車が二つの道に別れて走っていく様はやはり涙を誘います。車の映画でスターになって、過去最大ヒットの作品を撮り上げて交通事故死してしまうというまるで映画の脚本にもなるような生涯だったんではないでしょうか。ストーリーはさておき、まずは車のスカイダイビングから始まり、タワーの間を飛び抜け、最後はヘリに向かって飛ぶ。こんな爽快な見事なスカイミッションでした。やはりポール・ウォーカーがもういないワイスピシリーズは、ちょっとといいますかかなり残念ですね。この1本も手元に置いておきたい1本です。

 

今年から記憶に残るように映画をじっくり見ていこうと思っています。年間100本くらいにして、どんどん上書きされるだけの鑑賞の仕方はもう年なので止めておこうと思います。今年もよろしくお願いいたします。

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

今年の初投稿は新年のご挨拶とさせていただきます。

 

今年は映画の見る本数を100本くらいにして

じっくり落ち着いて楽しめたらいいなぁと思っています。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和五年 元旦

🎬 明日の記憶

2006年 東映

監督:提幸彦

出演:渡辺謙樋口可南子
鑑賞:DVD

2回目の鑑賞ですが、今回は荻原浩の原作を読んだあとに見させていただきました。やはり原作を読んでみると本との違いもよくわかり、内容もよく頭に入ってく感じがしました。若年性認知症を取り扱った内容で当然今の医学では救いようがない病気ですが、病状が進行していくのを見事に演出していて、周りの家族を巻き込みながらの展開は見ている者の胸を締め付けられている感じがしました。渡辺謙ももちろん上手いですが、奥さん役の樋口可南子も見事なお芝居をされていると思います。特にラストシーンの表情なんかは見るものの胸を締め付けられます。最後の宴のシーンは夢か現実かといえばおそらく夢のような気がしますが、あのシーンでは主人公はまともに会話できているのが見ている者の救いになっているような気がします。大滝秀治が歌う「東京ラプソディ」は味があって良かったです。やはりこういうドキュメンタリー調の映画は説得力がありますね。たまに見返したい1本です。

今年は185本の作品を見ることができました。通勤途中に見れるようになっってからは、その分本を読むのがぐんと減ってしまいました。それとあまりたくさんみてしまうと記憶を上書きされているようで加齢とともに年間100本くらいにしたほうがいいようにも思います。

今年も拙い映画レビューにお付き合いいただきありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。また来年もよろしくお願いいたします。