19990年 東映
【あらすじ】
北の果ての小さな終着駅で、不器用なまでにまっすぐに、鉄道員(ぽっぽや)としての人生を貫いてきた佐藤乙松。人生を振り返り思い出す、鉄道員としての生活と家族に対する様々な悔恨の念。そんな彼のもとに、ある日愛らしい少女が現れる。ありふれた出来事のように思えたこの出会いこそ、孤独な彼の人生に訪れた、やさしい奇蹟の始まりだった…。
私も定年まであと2年となり、久しぶりにこの作品を観てみようと思いました。
なんといっても、高倉健さんの重みある演技、小林稔侍との酒を酌みかわすシーン・・・などなど見せ場はたくさんありますがあまり多くは語りません。この年になって理解できるのは、吉岡秀隆扮する若いキャリア入社の社員に、今年3月で廃線になると告げるられるシーンはなんか胸にくるものがありました。
「色々あったけど、それでも悪くはなかった」そう思って終われる鉄道員(ぽっぽや)人生であってほしい。最後まで真面目に働く人たちへの賛歌だと思います。
高倉健以外では観たくない作品の一つですね。
それでは皆様よいお年をお迎えください。