1974年 パラマウント
監督:マイケル・ウィナー
出演:チャールズ・ブロンソン、ヴィンセント・ガーディニア
【あらすじ】
開発技師のカージーは、美しい妻子と共に幸せに暮らしていた。
ある日、妻と娘がチンピラ3人に暴行され、妻は殺され、娘はレイプのショックで廃人同然になってしまう。そんな中、仕事がうまくいったお礼にと拳銃をプレゼントされたカージーは、 夜の街を徘徊し、わざと強盗に襲われては容赦なく射殺していく影の死刑執行人“アマチュア刑事"として世間を賑わし始める・・・
チャールズ・ブロンソンは若い頃の憧れの男優さんでした。おそらくこの作品も観たであろうと思いますが、内容もほぼ覚えていなく新鮮な気持ちで観賞することができました。身内に起きた悲劇を引き金にして、自らの暴力性に目覚めていく・・・そして、殺人鬼と化した主人公が、世間の人々からは英雄視されてしまうという辛辣な風刺が、この作品には込められているように感じました。改めてブロンソンはその存在自体が画になりますね。スタローンとはちょっと違う・・・ブロンソンは、例え台詞が少なくても表情がほとんど変わらなくても、ブロンソンはそこにいるだけでいいのだ。「う~ん、マンダム」