2011年 ワーナーブラザーズ
出演:マット・デイモン, ジュード・ロウ, ケイト・ウィンスレット
【あらすじ】
香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。
10年前の作品ですが、ちょうど今のコロナ禍を予測したような作品に仕上がっていました。「症状が出ないまま、他者に感染させることもある」や「予防法は残念ながら人との接触を極力避け、こまめに"手を洗う"しかない」など、まるで最近の実際のニュースを見ているかのようなシーンが冒頭から続きます。ラストで感染、いやウィルス発生の原因が映し出されるシーンが、挿入されるますが、それすらあまりにもありふれた日常の些細なことであり、これが全世界に死者を生み出したウィルスの初期段階だと思うとゾッとしてきます。派手なCGや爆発もなく、淡々とドキュメンタリー風に進むストーリーが、いまの世界と重なって・・・自然と映画に入り込めました。いまテレビで放送されると効果的と思える作品でした。