2004年 ワーナーブラザーズ
監督:クリント・イースト・ウッド
出演:クリント・イースト・ウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
【あらすじ】
トレーラー暮らしで育ったマギーのたったひとつの取り柄はボクシングの才能。彼女は名トレーナーのフランキーに弟子入りを志願し、断られても何度もジムに足を運ぶ。根負けしたフランキーは引き受け、彼の指導でマギーはめきめき上達。試合で連破を重ね、ついに世界チャンピオンの座を狙えるほど成長。しかし、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲った。
久しぶりに観てみましたが、とても新鮮に観ることができました。有名なラストシーンまで忘れてしまっていました。人の記憶ってこんなものなんですね。これからはどんどん一度観た作品を見返していこうと思います。 2005年のアカデミー賞ほか数々の映画賞を受賞したクリント・イーストウッド監督主演作は、単なる女性ボクサーの物語ではありません。ボクシングを通じて知り合ったマギーとフランキーの絆の物語。マギーは亡くなった父の姿を、フランキーは疎遠になっている娘の姿をお互いに重ね合わせ、そこに本当の「家族」の姿を見いだしていこうとします。しかし、その絆が強固なものになればなるほど、後半マギーを襲う悪夢にフランキーは傷つく。マギーを永遠に逃れられない苦しみから救い出したいけれど、それは神に背くこと・・・
ひとりの女性ボクサーの人生が、死生観まで考えさせる素晴らしい作品になったのが、アカデミー作品賞をとった所以だと思います。アカデミー賞では作品、監督に加え、ヒラリー・スワンクが主演女優賞、モーガン・フリーマンが助演男優賞を受賞。それぞれが最高のパフォーマンスを発揮した名作だと思います。そういえば最近のヒラリー・スワンクの映画を観ていないように思います。何か探して観てみます。